いずもAGA美容クリニック
AGA基礎

FAGA(女性の薄毛)とは?男性のAGAとの違いと原因

更新 2026年8月8日監修:桂 文裕(医学博士)

FAGA(女性の薄毛)とは、女性にみられる薄毛のうち、頭頂部や分け目を中心に髪全体のボリュームが徐々に減っていくタイプを指す通称で、医学的には「女性型脱毛症(FPHL)」と呼ばれることが多い状態です。男性のAGAのように生え際が大きく後退したり完全に脱毛したりするより、全体が薄くなる「びまん性」の進み方をとりやすいとされ、原因も女性ホルモンの変化・加齢・遺伝など複数が関わると考えられています。この記事では、FAGAの定義、男性AGAとの違い、主な原因、びまん性脱毛症との関係、受診の目安を医師監修で解説します。なお、薄毛の進み方や原因、治療の効果には個人差があります。

この記事のポイント(結論先出し)
– FAGA(女性の薄毛)とは、頭頂部・分け目を中心に髪全体が薄くなる脱毛症。男性AGAと違い、生え際の後退より「びまん性(広い範囲が均等に薄くなる)」の進み方をとりやすいとされます。
– 原因は女性ホルモンの変化・加齢・遺伝など複数の要因が関わるとされ、男性ほど男性ホルモン(DHT)単独では説明されません。要因や進み方には個人差があります。
– 抜け毛・薄毛はFAGA以外の原因(鉄欠乏・甲状腺の病気・出産後の抜け毛など)でも起こります。自己判断は難しいため、正確な状態は医師の診察で確認します。当院は18歳以上が対象、初回カウンセリングは無料です。

FAGA(女性の薄毛)とは何か

FAGA(女性の薄毛)とは、女性にみられる薄毛のうち、頭頂部や分け目を中心に髪全体のボリュームが徐々に減っていくタイプを指す通称です。FAGAは「Female AGA(女性男性型脱毛症)」に由来する呼び方で、医学的には女性型脱毛症(FPHL:Female Pattern Hair Loss)と呼ばれることが多いとされています。

女性の薄毛の特徴として、特定の部位が局所的にはげ上がるというより、頭部の広い範囲で髪が全体的に細く・少なくなっていくとされる点が挙げられます。「分け目が目立つようになった」「髪のボリュームやコシが減った」「地肌が透けやすくなった」と感じるのはこのためとされ、現れ方には個人差があります。

なお、薄毛や抜け毛は女性型脱毛症(FAGA)以外の原因でも起こることがあります。「薄毛=必ずFAGA」とは限らず、正確な判断には医師の診察が必要です。

FAGAと男性のAGAの違い

FAGAと男性のAGAは、どちらも髪が薄くなる状態ですが、進み方(部位)・完全脱毛の有無・原因のホルモンの関わり方・使える治療薬に違いがあると考えられています。主な違いの目安を、比較軸ごとに整理します。

比較軸 FAGA(女性) AGA(男性)
進み方(薄くなる部位) 頭頂部・分け目を中心に髪全体がびまん性(広い範囲で均等)に薄くなりやすい 額の生え際(M字部分)や頭頂部(O字部分)から局所的に進みやすい
現れ方の目立ち方 生え際が大きく後退したり完全に脱毛したりすることは比較的少ないとされる 進行すると地肌が目立ちやすいとされる
主な要因 DHT単独では説明されにくく、加齢・女性ホルモンの変化・遺伝・生活習慣など複数の要因が関わるとされる 男性ホルモンから作られるDHT(ジヒドロテストステロン)の影響が中心的な要因とされる
使える薬剤の考え方 フィナステリド・デュタステリドの内服は用いないとされ、女性に用いる内服・外用などを中心に医師が選択する 内服薬(飲み薬)としてフィナステリド・デュタステリドが用いられる

※上表はあくまで一般的な傾向の目安です。実際の進み方・要因・適した治療法には個人差があり、正確な判断には医師の診察が必要です。

進み方(薄くなる部位)の違い

一般に、男性のAGAは額の生え際(M字部分)や頭頂部(O字部分)から局所的に進み、進行すると地肌が目立ちやすいとされます。一方、女性のFAGAは頭頂部・分け目を中心に髪全体がびまん性(広い範囲で均等)に薄くなりやすく、生え際が大きく後退したり完全に脱毛したりすることは比較的少ないとされています。どちらも進み方には個人差があります。

原因のホルモンの関わり方の違い

男性のAGAは、男性ホルモンから作られるDHT(ジヒドロテストステロン)の影響が中心的な要因と考えられています。これに対し女性のFAGAは、DHT単独では説明されにくいとされ、加齢や女性ホルモンの変化、遺伝、生活習慣など複数の要因が関わると考えられています(原因は次章で詳しく解説します)。

使える治療薬の違い

治療薬にも違いがあります。男性のAGA治療で内服薬(飲み薬)として使われるフィナステリドやデュタステリドは、女性(特に妊娠の可能性がある方)には内服(飲み薬)として用いないとされており、女性の薄毛では男性とは異なる考え方で治療法を選びます。

この位置づけは、診療ガイドラインでも明確にされています。日本皮膚科学会の診療ガイドライン(2017年版)では、フィナステリド・デュタステリドといった5αリダクターゼ阻害薬の内服は、男性の男性型脱毛症には推奨される一方、女性に対しては推奨度D(行うべきではない)と位置づけられています。当院でも、女性の薄毛に対してこれらを内服薬として用いることはありません。

そのうえで当院では、女性の状態を確認したうえで、女性に用いる内服・外用などを中心に、医師が選択します。効果には個人差があり、副作用・リスク・費用もあわせて理解することが大切です(詳細は後述とAGA・FAGA治療のご案内(/aga/)を参照)。それぞれの薬の作用や副作用の考え方は、フィナステリドとミノキシジルの違いで整理しています。

男性のAGAそのものの原因・進行・セルフチェックについては、別記事AGA(男性型脱毛症)とはで解説しています。本記事は女性の薄毛(FAGA)を対象としています。

FAGA(女性の薄毛)の主な原因

女性の薄毛(FAGA)は、単一の原因ではなく複数の要因が重なって起こると考えられています。主な要因とされるものを挙げます。要因の関わり方には個人差があります。

女性ホルモンの変化・加齢

髪の成長には女性ホルモン(エストロゲン)が関わるとされ、加齢や更年期などによる女性ホルモンの減少が、髪が細くなったりボリュームが減ったりすることに影響すると考えられています。閉経前後で薄毛が気になり始める方がいるのはこのためとされますが、時期や程度には個人差があります。

遺伝的な体質

FAGAにも、薄毛のなりやすさに関わる遺伝的な体質が関与するとされています。家族・血縁者に薄毛の方がいる場合、体質を受け継いでいる可能性が指摘されています。

生活習慣・ストレスなど

睡眠不足・偏った食事・過度なダイエット・ストレスなども、髪や頭皮の状態に影響することがあるとされています。これらは直接の原因というより、髪の健やかさに関わる背景要因として考えられています。

FAGA以外の原因にも注意

女性の薄毛・抜け毛は、FAGA(女性型脱毛症)以外の原因でも起こります。たとえば、鉄欠乏(貧血)・甲状腺の病気・出産後の一時的な抜け毛(分娩後脱毛)・急激な体調の変化などが背景にあることもあります。これらは対処の考え方が異なるため、「女性の薄毛=すべてFAGA」と自己判断せず、まず医師の診察で原因を確認することが大切です。

びまん性脱毛症とは(FAGAの特徴的な進み方)

びまん性脱毛症とは、髪の特定の部分だけでなく、頭部全体でびまん的(広い範囲に均等)に髪が薄くなる状態を指す言葉です。女性のFAGA(女性型脱毛症)は、このびまん性の進み方をとりやすいとされ、「分け目や頭頂部を中心に全体的にボリュームが減る」という形で気づかれることが多いとされています。

ヘアサイクル(毛周期)との関係

髪の毛には、成長期・退行期・休止期を繰り返すヘアサイクル(毛周期)があります。FAGAでは、この成長期が短くなるなどの変化により、髪が十分に太く長く育つ前に抜け、細く短い髪(軟毛)が増えていくと考えられています。「抜け毛が増えた」だけでなく「髪が細くなった・コシがなくなった」と感じるのはこのためとされ、現れ方には個人差があります。

びまん性=すべてFAGAとは限らない

注意したいのは、びまん性の薄毛はFAGA以外の原因でも起こりうるという点です。前章の鉄欠乏・甲状腺の病気・出産後の抜け毛などでも、髪が全体的に薄くなることがあります。びまん性に薄くなっているからといってFAGAと確定できるわけではないため、正確な状態は医師の診察や頭皮チェック(マイクロスコープ検査など)で確認します。

FAGAが気になったときの受診の目安と治療の考え方

受診の目安

FAGAは一般に少しずつ進むと考えられているため、「気になり始めたとき」が相談の一つの目安です。「分け目が目立つ」「髪のボリュームが減った」「抜け毛が増えた」などが気になる場合や、産後・更年期などで髪の変化を感じる場合は、早めに医師へ相談することが選択肢になります。まず現在の状態を正しく知ることが第一歩です。

当院での確認の流れ

いずもAGA美容クリニックでは、Web予約 → 医師による無料カウンセリング → 診察・頭皮チェック(マイクロスコープ検査など)という流れで、まず現在の状態を確認します。カウンセラーがお悩みや生活背景を伺い、医師が頭皮の状態をチェックしたうえで、状態とご希望に合わせて選択肢を整理してご提案します。初回は目安2時間で、治療の対象は18歳以上です。相談だけ(無料カウンセリングのみ)も可能で、その場合の費用はかかりません。

女性の薄毛にはどんな治療の選択肢があるか(概説)

女性の薄毛(FAGA)にも医療機関で行ういくつかの治療の選択肢があります。当院では、女性に用いる内服薬(ミノキシジル2.5mgの内服)・外用薬(ミノキシジル2%)を中心に、注入治療(メソセラピー)・メソポレーション法(針を使わない経皮導入)などの選択肢も含め、状態や体質を確認したうえで医師がオーダーメイドで選択し、経過を見ながら調整します(女性への適応の可否は診察のうえ医師が判断します)。前述のとおり、男性のAGAで用いるフィナステリド・デュタステリドの内服(飲み薬)は、女性(特に妊娠の可能性がある方)には用いないとされ、女性では別の考え方で治療法を選びます。

なお、ミノキシジルの内服については、位置づけを正しく知ったうえで検討していただく必要があります。日本皮膚科学会の診療ガイドライン(2017年版)では、ミノキシジルの内服は発毛剤としての有用性に関する臨床試験が実施されていないことなどから推奨度D(行うべきではない)と位置づけられています。一方で外用は推奨度Aとされています。当院では、この位置づけと副作用・国内未承認であることを診察時にご説明したうえで、ご希望と状態に応じて選択肢の一つとしてご提案しています。副作用の具体的な内容はミノキシジルの副作用で、外用・内服の違いとあわせて解説しています。

治療を検討する際は、期待できる変化だけでなく、副作用・リスク・費用・通院ペースもあわせて理解することが大切です。効果には個人差があり、治療を始めた初期に一時的に抜け毛が増える初期脱毛がみられる場合もあります(ヘアサイクルが整う過程で起こるとされ、期間には個人差があります)。効果を実感するまでの目安は3〜6か月程度とされますが、これも個人差があります。費用は治療法・回数により異なります(女性向け内服は月額の目安として税込8,800円など。詳細は料金ページをご確認ください)。薄毛治療は続けることが前提になるため、月額だけでなく続けられる範囲かどうかで考える視点も大切です。この考え方はAGA治療の費用の考え方で詳しく整理しています。

治療内容・料金の詳細はAGA・FAGA治療のご案内(/aga/)および料金のご案内(/aga/#pricing)をご覧ください。

自由診療・未承認医薬品に関する記載
– 女性の薄毛治療の一部で用いるミノキシジルの内服薬は、日本国内で承認されていない未承認医薬品であり、医師の個人輸入により入手しています。
入手経路:医師の個人輸入によります。
国内で承認された同種・同効の医薬品の有無:ミノキシジルは「外用薬(塗り薬)」としては国内で発毛剤として承認されており、女性向けの市販薬もありますが、「内服薬(飲み薬)」としては国内未承認です。
重大な副作用:ミノキシジル内服では動悸・むくみ・血圧の変動・体毛が濃くなる(多毛)・肝機能への影響などが報告されています(起こり方には個人差があります)。詳しい副作用は診察時に医師へご確認ください。
– これらは自由診療(保険適用外)であり、万一健康被害が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象外となります(同制度は国内で承認された医薬品を適正に使用した場合の副作用を対象とするため、未承認・個人輸入の医薬品は対象になりません)。制度の内容はPMDA『医薬品副作用被害救済制度』をご確認ください。

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関連ページ・ご相談

女性の薄毛や抜け毛が気になる場合は、自己判断で悩みを抱え込まず、一度医師にご相談ください。まず現在の状態を確認するところから始められます。


監修:桂 文裕(医学博士) / 公開日:2026-07-18 / 最終更新:2026-07-20

参考文献

よくある質問

FAGAとは何ですか?

FAGA(女性の薄毛)とは、女性にみられる薄毛のうち、頭頂部や分け目を中心に髪全体のボリュームが徐々に減っていくタイプを指す通称です。医学的には女性型脱毛症(FPHL)と呼ばれることが多く、男性のAGAのように生え際が大きく後退したり完全に脱毛したりするより、全体が薄くなる「びまん性」の進み方をとりやすいとされます。進み方や程度には個人差があります。

FAGAと男性のAGAは何が違いますか?

一般に、男性のAGAは生え際(M字)や頭頂部(O字)から局所的に進み、進行すると地肌が目立ちやすいのに対し、女性のFAGAは頭頂部・分け目を中心に全体が薄くなる「びまん性」の進み方をとりやすいとされています。原因のホルモンの関わり方や使える治療薬にも違いがあると考えられています。現れ方には個人差があります。

女性の薄毛(FAGA)の原因は何ですか?

女性の薄毛は、加齢や女性ホルモンの変化(更年期などによる減少)、遺伝的な体質、生活習慣・ストレスなど、複数の要因が関わると考えられています。男性のAGAほど男性ホルモン(DHT)単独では説明されないとされます。また鉄欠乏・甲状腺の病気・出産後の抜け毛など、FAGA以外の原因のこともあり、要因には個人差があります。

びまん性脱毛症とは何ですか?FAGAと同じですか?

びまん性脱毛症とは、髪の特定の部分だけでなく頭部全体でびまん的(広い範囲に均等)に髪が薄くなる状態を指す言葉です。女性のFAGA(女性型脱毛症)はこのびまん性の進み方をとりやすいとされますが、びまん性の薄毛はFAGA以外の原因でも起こるため、同じ意味とは限りません。正確な状態は医師の診察で確認します。

女性でもAGAクリニックで相談できますか?何歳から・費用は?

はい。当院はAGA・FAGA(女性の薄毛)に対応しており、女性の方もご相談いただけます。治療の対象は18歳以上です。無料カウンセリングのみのご相談も可能で、その場合の費用はかかりません。ご予約はWebから承っています。

参考文献

  • 日本皮膚科学会『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版』(Mindsガイドラインライブラリ) https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00458/
  • 同 本文(PDF) https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
  • 日本皮膚科学会『皮膚科Q&A 脱毛症』 https://qa.dermatol.or.jp/qa11/index.html
  • PMDA『医薬品副作用被害救済制度』 https://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/0001.html

監修:桂 文裕(医学博士)医師プロフィールを見る

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